- 42Tokyoはどんなプログラミングスクールか知りたい
- プログラミングスクールとして本当にいいとこか評価を知りたい
- 学習内容や学習のゴール、保証制度を確認したい
プログラミングスクールを選ぶためにまずは正しく知ることが大事です。
費用面だけで決めたり、インフルエンサーがおすすめしてたからって理由だけで選んでしまうと「学習したい内容と違う」「学習についていけない」なんてことになりかねません。
そこでこの記事では、プログラミングスクール「42Tokyo(フォーティーツー東京)」に興味を持ったあなたのために
を、現役エンジニアの立場からわかりやすく解説します。
42Tokyo(フォーティーツー東京)は現在、「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」を理念にシリコンバレーをはじめ、世界各国でエンジニア教育をおこなっています。
42Tokyoは「24時間利用可能な施設、学生同士で課題を克服するピアラーニング、学費完全無料など新しい仕組みで、全世界で社会で活躍するエンジニアを数多く輩出する」プログラミングスクールです。
非営利団体の42Tokyoに入るためには、Webテストに合格したのち、4週間続く入学テストPiscine(ピシン)に合格する必要があります。
大手企業や、有名なテック企業からスポンサードされ運営しているプログラミングスクールです。
世界を目指せるかもしれない、人生を一度エンジニアになるために捧げることのできる方におすすめです。
42Tokyo(フォーティーツー東京) のサービス概要
コース | 42 Tokyoには授業や決められたコースはありません |
---|---|
受講費 | 完全無料(入学試験あり) |
形式 | オンライン学習または、校舎 ピアラーニング、問題解決型学習により学生同士で学び・教え合う環境 |
学習期間 | 1年~2年 |
場所 | オンラインまたは、東京六本木のキャンパス |
学習内容 | 挑戦したいすべての人に質の高い教育を。 学習言語:C言語を学んだあとは、好きなプログラミング言語を学習してよい。 学習技術:適応力・想像力/グループ開発/オブジェクト指向開発 セキュリティ/アルゴリズム・AI/DB・DATA/WEB/UNIX |
年齢制限 | 年齢制限なし |
転職サポート | なし |
転職成功率 | スポンサー企業へ転職する実績が増えてきている |
延長料金 | なし |
保証制度 | なし |
運営会社 | DMM.comを筆頭に、多くの企業、個人の方々の支援により運営されています |
42Tokyo(フォーティーツー東京) の評価
総合評価
66点()
この点数は下記の基準でつけました。
学習内容 (20点満点) |
★1項目ごとに最大4点を加点 ・基礎学習があること ・応用学習(ポートフォリオ制作)があること ・チーム開発を経験できること ・メンターに質問し放題であること ・学習言語がモダンであること |
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転職サポート (20点満点) |
★1項目ごとに最大5点を加点 ・転職の基本サポートがあること ・専属キャリアアドバイザーが在籍していること ・紹介企業が豊富であること ・転職が成功するまでサポートがあること |
保証制度 (20点満点) |
★1項目ごとに最大10点を加点 ・全額返金保証があること ・転職保証制度があること |
年齢制限 (20点満点) |
・制限なし(20点)から20代(10点)の範囲で点数を決定 |
受講費 (20点満点) |
・無料(20点)から100万(10点)の範囲で点数を決定 |
学習内容:18点(20点満点)
18点()
チェックポイント
○基礎学習があること
○応用学習(ポートフォリオ制作)があること
○チーム開発を経験できること
△メンターに質問し放題であること
○学習言語がモダンであること
- 42 Tokyoの特長
- ピアラーニング
- 42 Tokyoでは学生同士で教え合いながら課題に取り組みます。
ともに学ぶ仲間とのディスカッションの中でエンジニアとしての視野を広めながら、コミュニケーションスキルを磨きます。 - 問題解決型学習
- 42 Tokyoには、教科書や授業はなく、課題をインターネットで調べたり、他の学生と協力して解く、問題解決型学習を実践しています。
実際に社会で働くときに必要な問題解決力が自然と身につくように組み立てられています。 - 自分のペースで学べる
- 42 Tokyoは24時間365日オープンかつ、区切られた学期もありません。
授業がないため、授業のある時間に拘束されることなく自分のペースで学習を進めることができます。 - 学び方を学ぶ
- テクノロジーは絶えず進化しており、その流れと共に歩めるよう42 Tokyoではカリキュラムを通して「物事の学び方」を身に付くよう設計してあります。
- 新鮮な課題
- 42 Tokyoのシステムでは、課題を追加・更新することが簡単にできます。
そのため、旬な技術やモダンな課題で学習することが可能です。 - 社会とのなめらかな接続
- 学生はコーディングスキルに加え、プロジェクトを進めたりグループワークを行ったりと、実際の業務に直結する学びに膨大な時間を費やします。
社会にとっては、42 Tokyoの学生を採用することそのものにメリットがあります。
上記の内容がすべて無料で提供される環境です。
ただし、42 Tokyoに入学するには、入学試験に合格する必要があります。
- 一次試験 オンラインWebテスト
- 論理的思考と記憶力を試すゲーム形式のテストです。
最低30分必要です。 - 二次試験 Piscine(ピシン)
- 4週間続く42 Tokyoの入学試験です。
オンラインテストに合格した入学候補者は、全員が42Tokyoのキャンパスに集まって4週間のPiscineを受験します。
毎日を42 Tokyoで過ごし、同じ志を持つ候補者と協力しながらコーディングの課題をクリアしなければなりません。
何度も何度も失敗し、それでもモチベーションと自らの意志を保ち続けながら、一生懸命もがき続けた者だけが、晴れて入学となります。
※現在はオンラインでPiscineを受験可能です。
試験に合格できてはじめて、42 Tokyoに入学できます。
入学できたそのあとは、C言語を用いてプログラミングの基礎を学び、そこからはあなた自信の可能性が無限に広がります。
メンターと呼ばれる存在はいませんが、生徒同士で教え合い、助け合いながら切磋琢磨していくのが想像できます。
転職サポート:8点(20点満点)
8点()
チェックポイント
✕転職の基本サポートがあること
✕専属キャリアアドバイザーが在籍していること
△紹介企業が豊富であること
△転職が成功するまでサポートがあること
スポンサー企業が有名どことだらけなのが注目点です。
スポンサー企業に必ず就職できるわけではありませんが、スポンサー企業は優秀な人材を育てることへ賛同して支援しているので可能性は大いにありえます。
また、最近新しく開始された、誰でも企業に平等に挑戦できる機会提供するカリキュラム「Road to」のような取り組みもあります。
「Road to」は、2021年11月17日(水)から本格始動し、第1弾として、合同会社DMM .com、株式会社サイバーエージェント、株式会社ミクシィ、株式会社メルカリが「Road to」カリキュラムに参画。このカリキュラムは246人が履行しています。
42 Tokyoには就転職活動自体のサポートはありませんが、優秀な人材であればスポンサー企業がら逆に声をかけてもらえることもありえます。
保証制度:0点(20点満点)
0点()
チェックポイント
✕全額返金保証があること
✕転職保証制度があること
受講料無料なので、保証制度は必要ありませんね。
年齢制限:20点(20点満点)
20点()
16歳以上の方に応募資格があります。
学歴や職歴、課外活動、国籍、人種に関係なく、入学試験を受けることが可能です。
受講費:20点(20点満点)
20点()
入学金、授業料、教材費は一切かかりません。
完全無料です。
また卒業後のキャリアも自由に選ぶことが出来ます。
42Tokyo(フォーティーツー東京) 注目おすすめポイント3つ
現役エンジニアの私が感じた注目おすすめポイントを3つ紹介します。
- 入試があるが、もし入学できたら確実にエンジニアとして大きな一歩になる
- 東京六本木のキャンパスに通えるならPCや周辺機器、通信・光熱費等も不要で、完全無料で受講できる
- 講師がいないので一見ふわっとしてるが、コンピューターの基礎から体系的に学び始められる
①入試があるが、もし入学できたら確実にエンジニアとして大きな一歩になる
正直入学は狭き門です。
2022年6月時点で開校から2年となり、総応募数は22,010人うち合格者は870人です。
Piscine(ピシン)突破率はわずか3.95%!と一見厳しい数字に見えますが、半分以上はおそらく最後まで参加すらしてないと思います。
諦めずに最後までチャレンジできれば、入学も夢ではありません。
もし、入学できれば週35時間ほど課題に取り組む必要がありますが、そんな課題、カリキュラムを学生同士で教え合いクリアしていく環境を1年以上経験できるのは貴重すぎます。
また、学生は入学するとLevel 0から始まり、最高レベルのLevel 21を目指します。
最終的にはスポンサー企業にエンジニアとして就職している先輩エンジニアも多数いますし、世界へ羽ばたいていく先輩もいます。
合格率4%なので、Webテスト合格後の4週間のPiscine(ピシン)だけでもいい経験と思っていいかもしれないですね。
ちなみにWebテストは募集期毎に1度まで受講可能ですが、Piscine(ピシン)は再受験不可とされています。
②東京六本木のキャンパスに通えるならPCや周辺機器、通信・光熱費等も不要で、完全無料で受講できる
入学金、授業料、教材費はもちろん、東京六本木のキャンパスに通えるならPCや周辺機器、通信・光熱費等も不要で、完全無料で受講できます。
キャンパスにはMacマシンがところ狭しと配置されていて、自由に利用可能です。
また卒業後のキャリアも制約なく自由に選ぶことが出来るので安心です。
※18歳未満の方、ならびにキャンパスでの学習を行わない場合にかかるPCや周辺機器、通信・光熱費等は自己負担です。
余談ですが、海外にある別の42の拠点では学生寮費まで無料だったりします。
それなのに、運営は非営利団体の一般社団法人なんてちょっと理解が追いつきません!
③講師がいないので一見ふわっとしてるが、コンピューターの基礎から最新技術まで学べる
42 Tokyoは実際の社会と同じように、講師や授業がない状態で課題が始まります。
課題を解くヒントをインターネットで検索したり、学生同士で知見を共有したりと、お互いに助け合って課題をクリアします。誰かのために知識をシェアできる、すぐれた仲間たちと一緒に成長できる学校です。
また、入学した全員が、コンピューターの基礎から勉強を始めます。一見、遠回りに感じる学問ですが、しっかりと体系立ったプログラミングを学ぶためのベースになります。
時間をかけて基礎を固めたエンジニアの評価は、各国の42の卒業生によって証明されています。そして、日進月歩のIT業界では、いま流行りの技術であっても、それが数年後に使えるとは限りません。
エンジニアとは常に新しい技術を学び、不断の努力を求められる職業です。42 Tokyoでは数多くの課題への取り組みを通して、学び続ける力を身につけます。
ホントに夢みたいな環境を提供してくれる42 Tokyoは欠点が見つからない!
42Tokyo(フォーティーツー東京) キャンパスの様子
画像は公式ツイッターより https://twitter.com/42_tokyo
42Tokyo(フォーティーツー東京) よくある質問
Q.授業料以外にお金がかかりますか?
入学金、授業料ともに一切かかりません。
ただし、事務局に提出いただく必要書類等の作成や、その他応募にかかる費用はご自身の負担となります。
交通費生活費などもご自身の負担となります。
海外の42には寮の提供もありますが、Tokyoには寮の提供はありません。
Q.プログラミング自体全くの初心者ですが大丈夫ですか?
大丈夫です。
入学試験を受ける資格はだれでもあります。
プログラミング初心者のかたでも、入学試験に合格されている先輩方はたくさんいます。
Q.Webテストが不合格となった場合、再度受験することはできますか?
再度受験できます。
Webテストの受験は、募集期ごとに1回の受験となっております。
今期受験された方は、次期募集開始時から受験することができます。
Q.Piscine(ピシン)が不合格となった場合、再度受験することはできますか?
現在は受験することはできません。
入学希望の方に公平に受験していただきたいため、現在は再受験することはできません。
Q.いつから受講できますか?
まずは、Webテストに合格しましょう。
そのあと、毎月開催されている二次試験のPiscine(ピシン)に申し込みし4週間かけて合格する必要があります。
Q.経験者は受講できませんか?
受講できます。
16歳以上であれば、経歴・学歴・国籍不問で試験を受ける資格があります。
Q.どのくらいの学習時間が必要ですか?
毎週35~56時間が平均学習時間です。
また、42Tokyoには卒業の概念がなく、多くの学生は1年~2年在籍しています。
Q.働きながら、受講することは可能でしょうか?
難しいかもしれません。
学生の滞在時間は週平均35~56時間 (毎日5~8時間) となっています。
またチームプロジェクトのレビューや実力テストを平日の日中に行うことも頻繁にありますので、両立して合格するのは非常に難易度が高いと思われます。
Q.受講にパソコンは必要ですか?
42Tokyoが準備しています。
六本木のキャンパスにはところ狭しと、Mac端末が設置されています。
学生は自由に使うことができます。
ただし、オンラインで受講される場合は、自身で準備が必要です。
やはり、同じくMac端末を推奨しています。
42Tokyo(フォーティーツー東京) まとめ
を、知っていただけたと思います。
42Tokyo(フォーティーツー東京)は現在、「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」を理念にシリコンバレーをはじめ、世界各国でエンジニア教育をおこなっています。
42Tokyoは「24時間利用可能な施設、学生同士で課題を克服するピアラーニング、学費完全無料など新しい仕組みで、全世界で社会で活躍するエンジニアを数多く輩出する」プログラミングスクールです。
非営利団体の42Tokyoに入るためには、Webテストに合格したのち、4週間続く入学テストPiscine(ピシン)に合格する必要があります。
大手企業や、有名なテック企業からスポンサードされ運営しているプログラミングスクールです。
世界を目指せるかもしれない、人生を一度エンジニアになるために捧げることのできる方におすすめです。